ラブライブ!スーパースター!!2期感想
最終回が酷かったですね
略称等一覧
・スパスタ▶ラブライブ!スーパースター!!の略、スパスタ1期なら1期、スパスタ2期なら2期のこと
・1期生▶澁谷かのん、唐可可、嵐千砂都、平安名すみれ、葉月恋の5人のこと。要は1期ですでに出ていた子たち。スパスタ2期作品内では2年生
・2期生▶桜小路きな子、米女メイ、若菜四季、鬼塚夏美の4人のこと。2期からの新キャラである。スパスタ2期作品内では1年生
目次
- キャラクター
- 第9話(帰国問題について)
- 第12話(最終回)
- 総評
- 評価点
- 今後(3期について)
キャラクター
- 澁谷かのん
- 唐可可
- 嵐千砂都
- 平安名すみれ
- 葉月恋
- 桜小路きな子
- 米女メイ
- 若菜四季
- 鬼塚夏美
- ウィーン・マルガレーテ
- ウィーン音楽学校
澁谷かのん
本作の主人公でありものすごく活躍する。
具体的には
・第1話にてきな子を勧誘し、スクールアイドル部に入部してもらう
・第2話にて落ち込むきな子を勇気付ける
・第3話にてライバルのウィーン・マルガレーテ(以降マルガレーテ)と初対面する
・第4話にて千砂都を部長に推薦し、千砂都は部長なる決心をした
・第4話にてメイを勧誘、そして実質的に四季も勧誘する
・第5話にて夏美との契約云々をし彼女を気にかける
・第6話にて夏美を勧誘
・第7話にて恋を支えるために副生徒会長に就任する
・第8話にてラブライブ東京予選で歌う会場を決める
・第9話にてすみれを問い詰める
・第10話にて合宿先を決めきな子と歌詞を作りつつ、一日の練習方針を決める
・第11話にてかのんの留学の話になり物語の中心になる
・第12話はかのんが留学について悩みこれからどうなっちゃうの~!?で〆
ものすごく活躍している。
まるで偉人の年表を見ているようである。
本作の主人公としては間違いなく活躍を見せている反面結果として他のキャラが目立たなくなってしまった(他の1期生は特に)。
ただかのんが目立っているのは本人が悪いと言うよりはかのん頼りの脚本が悪いのであり、その言動や性格が不快になるということは少ないことは救いであろうか(9話のすみれとのやりとりは怪しいところがあるが)。
唐可可
基本的にはすみれを罵倒し、たまに衣装作りや舞台作りをする。
これが2期における唐可可の大体である。
というかすみれと絡みすぎである、クーカーとは何だったのか。
ちなみに2期生を名前で呼んだのは第2話できな子をきなきなと呼んだだけである。
嵐千砂都
第4話にて部長に挑戦した以外は練習メニューを考えたりとわりといつものちぃちゃんである。
アニメ制作側のなんとなくの意向としてかのちぃで固めようとしている節があるため1期生内ではそれなりに活躍する。
第11話ラストにて一旦はなかったことになったかのんの留学話を持ち上げ直し、それによりかのんは留学を決意する。
平安名すみれ
基本的には可可にいじめられ、可可とイチャつく。以上
第5話で夏美の陰謀をあばく活躍もあったりする。
詳細は第9話の項目で。
1期生では唯一2期生のことを名前で呼んでいないキャラである(第6話にて「あの夏美って子!」というのがすみれが2期生の名前を言った最初で最後の記録である)
葉月恋
第7話が来るまではいつもの恋ちゃんである、つまり空気。
しかしメイン回の7話では成長と活躍を見せ、最終回のライブではセンターに抜擢される。
かのんさんがなんでもやっている中ではまさに裏の主人公とも言える活躍っぷりである。
2期生とは特にメイとの絡みがある……というか1期生と2期生間でまともに絡みがあるのはこれとかのんときな子くらいなのだが。
桜小路きな子
序盤ではまさに2期生の主人公とも言っていい活躍をする。特に1期生と唯一9人になる前にライブを共にした子でありかなり優遇されてる。
中盤~終盤にかけてはフェードアウトするように活躍が減ってしまうものの序盤の活躍を考えれば致し方ないだろうか。
キャラ発表の時にはダントツで人気がなかったがアニメ放送後からは人気も着実に上がってきており作品外の部分でも成長が見られる。
米女メイ
2期生の中で唯一明確にLiella!に加入したがっていたキャラである。
活躍に関しては序盤はきな子と絡み中盤は四季や恋と絡みがあるためわりと安定している。
彼女は誰とでもタメ口で話すので嫌いな人はとことん嫌いらしい。
個人的には四季のことと言い恋のことと言いわりと面倒見が良い場面が目立つため3期にて後輩が加入した時はとても楽しみである。
若菜四季
基本的にはメイ絡みで行動をするため影が薄い……ということも無く千砂都と振り付けを考えたり夏美と悪巧みをしたりと様々な顔を見せてくれる。
彼女とメイが主役となった第4話は特に評判がよくニコ生アンケートでは最も高評価だった。
鬼塚夏美
序盤こそ名前アリのモブと言っても過言ではないくらい活躍がなかったものの第5話で本筋に絡むようになってからは怒涛の活躍っぷりを見せてくれる。
具体的にはLiella!加入直後にセンターでライブをするレベルである。
が、5話でのあまりのえげつなさで1部から顰蹙を買っている模様。
ちょうどきな子とは入れ替わるように活躍をするようになり最終回では自分自身の夢を掴んだキャラでもある。
ウィーン・マルガレーテ
サニーパッションに代わり2期におけるライバルと言える存在。
ぶっちゃけた話一貫して態度が良くないので視聴者からはあまり好かれていない、ラブライブを素人の集まりみたいなことを言っちゃう。
ただその出時から歌の才能は本物で彼女のキャラが嫌われていることはあっても曲の批判はほぼない、うえになんとラブライブシリーズのライバルキャラでは初めてCGのライブシーンが存在する、非常に気合いの入ったライバルである。
3期でもライバルとして新生Liella!の前に立ちはだかることが期待されている。
知らねーよ、そんなの。
ウィーン音楽学校
スパスタ2期の黒幕である。
・マルガレーテを日本のよくわかんねー学生の大会に単身送り込む(ラブライブは単に歌の上手さだけを競う大会ではないため、仮に優勝したとしても実力を示せるかは不明瞭である)
・そのせいでマルガレーテが大会を荒らす
・かのんに留学を持ちかける(しかもマルガレーテの世話を押し付ける)
・留学を持ちかけたくせに中止にする。(しかも日本人のかのんに対してドイツ語の手紙でそれを通告する)
とスパスタ2期の悪評部分にはだいたいこの学校の影がある
3期の第1話はこの学校を廃校に追い込むところからスタートするべきだろう。
以降は気になった話について語っていく
第9話
ラブライブ!地区予選を突破したLiella!。しかし千砂都は、2年生にこっそり、1年生と2年生の間にかなりの実力差があると伝える。1年生が頑張っているのは確かだが、このままだと恐らく決勝進出は難しい。どうすれば……とみんなが悩んでいると、可可は今のままでいいと話す。1年生は頑張っている。今そのことを話すと、頑張りすぎて辛くなってしまうと思う、と。そんな可可を見つめるすみれはどこか不満そうで──。(dアニメストアより引用)
というあらすじである。
そもそも1期生と2期生の間に実力差があるという話は第6話でも出ており解決したはずである。
これはつまり第6話における2期生の合宿は意味がなかったということになってしまう。
それを加味してもなお差があるということなのだろうか……。
この差を埋めれなければ決勝進出は難しいのだが可可的には頑張りすぎてしまうから今のままでも良いと言うことらしいが今のままでは決勝進出は難しい、つまりラブライブ優勝は遠のくということである。
ラブライブ優勝はメンバー勧誘の際に一度は取り下げたもののきな子の頑張りを受け再度掲げ直した大切な目標であるはずである。それを難しいからじゃあ諦めようで良いのだろうか。
というか可可は帰国問題を抱えており、勝たなきゃいけない人物である。その事を知っているすみれが何とかしなければと動くのも無理はないだろう。誰かが言っていたがこの辺のクゥすみの関係性は反抗期の勉強しない娘と勉強させようとする母親そのものである。
その後屋上での練習前にすみれは1期生だけでやった方が勝てるから2期生は欠場するようにと告げる。確かに部活動ではレギュラーメンバーのみで試合などに臨むことはまま珍しくないため、この発言に関しては(非情といえばそうだが)間違いは無い。しかしこれが通るならわざわざ2期生を勧誘した意味が無くなるし、2期生を育成しきれなかった1期生の責任も問われることにもなる、上記のレギュラーメンバー云々を汲むにしても考えられた選抜メンバーではなくとりあえず1期生のみという雑さもある。
これに対しかのんも「この9人でやることに意味がある!」との返し、9人でやって負けたらどうするつもりなのだろうか(帰国問題を抜きにしてもである)。すみれの突然の発言で咄嗟に言葉が出なかったかもしれないが……。
そしてこの後シーンが変わりすみれの家である神社にてすみれのあまりに非情な発言の意味、つまり可可の帰国問題が明るみになるのだが明るみになったあと誰もそのことについて言及しない。この9話内ですら。
メタ的に見れば可可の帰国をラブライブで負けられない理由にするつもりだとしか思えないのだが言及しないせいでなんの問題にもならなかったのである。
さらに言うなら帰国問題は理由として微妙かつ強制力があまりにも強すぎる。
事実1期で敗北したものの2期では帰国を免れており、仮に今回負けたとしても可可の弁明しだいではなんとかなる可能性ある。
負けた(=結果が残せなかった)場合にはほぼ強制帰国である。これは帰国は可可が本人なりに決めているものではなく親との取り決めで決定されてる可能性が高いからある。それだと帰国が発動した場合なにをしようが可可は帰国である、ありがちなライブして解決なんて言うのも恐らくなしだろう(やったとして何番ぜんじなのだろうか)。
まとめると帰国問題は問題が発動する基準が曖昧で勝ち続ければそもそも問題ならず、帰国となれば強制執行なので理由として添えるのは難しいのだ(簡単に言えば結果が残せなかった時にどうしようも無さすぎるのである)。
ちなみに9話のオチは練習をハードにするである。内容的にはAパートとBパートの後半さえ見てればわかる。アチアチなクゥすみ部分は別にいらない。なんだったんだ。
第12話
理事長にウィーン国立音楽学校への編入を勧められたかのんは、自分の進路に悩んでいた。千砂都は、かのんが世界に歌を響かせる夢を叶えるためにも留学してほしい、と言ってくれたのだが、かのんはLiella!やほかのみんなのことが気になってしまい、思い留まっていた。そんな夜、千砂都から連絡があり、かのんは学校に向かうことに。するとそこには、千砂都だけでなく、Liella!のみんなの姿があって──。(dアニメストアより引用)
スパスタ2期を低評価に貶めた最凶の回である。
百歩譲って留学を薦める千砂都は分からないでもないとするにしても留学によって夢を叶えた唐可可は特にかのんに何も言わないし、可可には3年間スクールアイドルをやりきりたいと涙ながらに語ったすみれは傍観者に徹している。
留学で夢を掴んで欲しいとかメンバーが欠けてしまうのは寂しいとかないのだろうか……。
しかもこの留学によってラブライブ全国大会が留学のおまけのような扱いになる。恋ちゃんがセンターやったりとかあったんすけどね。
でとりあえず優勝、実に味気ないものである。
優勝を噛み締めてるのも束の間かのんを部室から追い出し(せめて見送りくらいしないものなのだろうか)
南無三。
総評
賛否両論気味に進行していたのが最終回で一気に否に傾いたが全てであろう。
序盤こそ期待混じりで高かった評価が終盤につれ悪い方に固まっていくその様は内閣支持率のようである
評価点
・序盤は良いですよ、頑張るきな子や素敵な四季メイが見られますので。
・あえて言うのであればスパスタ2期は澁谷かのんとLiella!の物語としてみると非常に見やすくなる。
・2期生の活躍においては最終盤こそかのんの留学に話が移ってしまうため目立たなくなるものの序盤きな子▶中盤四季メイ▶終盤夏美と活躍のローテはとても丁寧である。
・曲は良いものが多い、ビタミンSUMMER!等人気を博しているものもある。最終回での挿入歌未来の音が聴こえるも弱いと言われることもあるが曲そのものの批判はほぼない、まとめると曲に関しては間違いはないだろう
・ライブシーンの出来はとても良い【限定公開】Chance Day, Chance Way! / Liella!【TVアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』2期第8話挿入歌】 - YouTube (参考のChance Day,Chance Way!)歴代で見ても非常にレベルが高く(技術の進化を考えれば当然ではあるが)他のアニメにも劣っておらずなんなら自分が見た中では最高峰である。ここは胸張っていいですよ。
今後(3期について)
正直なところストーリーにかんしてはあまり期待しておらず曲やライブシーンに期待しているのが現状である。
また動くLiella!メンバーが見られるのは嬉しいですけどね。
現在キャストオーディションを行っていることから新キャラが出ることが確定している、十中八九Liella!の新メンバーであろうが2期の新メンバーの描かれ方の丁寧さを見ているとこの部分にも一応期待が持てるだろうか。
あと1期生卒業なんですよね……そこは泣いちゃうかもしれない。まぁそこそこ期待して待ってます。
以上です、ここまで読んでくださりありがとうございました
何か意見等ありましたらTwitterのリプでもなんでも教えて下さると嬉しいです。