あくまのくずかご

役割論理メインです

Orangeblood(NS版)プレイ感想


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※以下ニンテンドーストアより引用

WELCOME TO NEW KOZA

【199X年、ニュー・コザ】
我々の知る歴史とは異なる過程をたどった20世紀末。
沖縄近海に浮かぶ人工島は、猥雑でエキゾチックな魅力を放っています!
赤錆と退色したコンクリートは、陽射しに、夜のネオンに照らされて
さまざまな表情を見せてくれます。

【ラッキーでクレバーな者が勝つ】
ニュー・コザにおける揉め事はレベル・ベースのオーソドックスなJRPGスタイルで解決されますが、
より重要なのはランダム・ドロップによって手に入れた装備を組み合わせ、運用する慧眼です。
最悪の詐欺師の才能を発揮しましょう!

【最高のサウンドトラック】
亜熱帯の太陽、潮騒、ガソリン、マリワナの匂いにのって
誰も知らない1990年代のクラシックが聞こえてくるでしょう。
屋根の上のソファやバー・カウンターでくつろぎながら、
あるいは危険な路地裏での銃撃戦の最中にも、ドープな音楽が気分を盛り上げてくれるはず!

KAWAIIな4人のソルジャー】
タフガイが悪魔をぶちのめすハードな冒険をお望みのみなさん!
僕もそうだけど、たまには違う趣向もいいんじゃないでしょうか?
この4人のキュートなアジア人女性は、
"プリントシール機"より7.62x39mmのライフルと汚れたお金が大好き!

【シンプルで奥深いターンベースのガン・ファイト】
凶悪なギャングや殺人ロボットを簡単な操作でテイクダウンしましょう。
ニュー・コザでは、ランダム生成される強力な銃が24時間いつでも販売されています。
"ガス漏れで自分が燃えてしまうめちゃくちゃ強力なショットガン"と、難燃性の新品のスニーカーで武装して、
怒り狂ったヤクザの集団を血祭りにあげることが可能です。

【犬がいます】
ワンワン!

 

以上引用終わり

Orangeblood……実は僕が発売を密かに待ちわびていたゲームでした。

スチームパンクな世界観、JRPGkawaii女の子 とまぁ好きな要素が盛り込まれてるんですよね。あとはドットも大変良い、良き良きで楽しみにしていました。

アルセウスの発売前にちょっとやってみようかなと思い購入、実際プレイしてみた感想を

  • ストーリー
  • 戦闘

の2項目でざっくりネタバレしないように紹介しようと思います。

 

ストーリー


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怪しいネオンに照らされたニュー・コザ

ストーリーは基本的に指示された仕事をこなしていき、そのために誰かを殺したり……

悪の組織を潰すとか、弱きを救うとかあんまりないです、大筋は単純だけどその内情はとても複雑な感じですね。

深読みすると味わい深く、ゲーム的には何をするか自体はわかりやすい点は個人的には評価点。ちなみに僕はあんま深読みせずに何するかだけを重点的に見てましたが結構楽しめました。

深読みしたい人はぜひ買って確かめてみてくれ!(2022年2月9日現在2000円)

 

戦闘


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戦闘はSP(攻撃ヒット数で増加し、消費するとスキルが使える)がある以外はそこまで凝ったものでは無いかなと

最大でパーティメンバーは4人になりますが4人それぞれ出来ることが違い役割がある点は手堅くまとまっていてパーティバランスが取れています。誰が誰の劣化みたいなのはなく全員重要な存在です。

使う武器はランダム宝箱に入っているものを使う必要があります、店で買ったりはせずその場その場持ってるものでやりくりする必要があります。このシステムは中々に面白く、何に似てるかと言われるとブレワイのようなサバイバル感を味わえます。あれらとは違って壊れたりはしませんが拾った武器を上手くやりくりして戦うのはRPGでは初めてでしたね。

しかし雑魚戦闘はややバランスが悪く、先手を取ることでSPが増加した状態で戦えるものの、SPがあればあるキャラの攻撃スキルでほぼ一瞬で片がつく戦闘になります。ドラクエで言うと2番目のボスを倒したあたりでイオラが使える感じです、よく言えばサクサク悪く言えば雑魚戦は緊張感がないと言えますね。

ボス戦も拘束属性を使うことで終盤までわりとすんなりいけたりするのでその点もバランスが良くないかなぁと。

しかし恐らく先述した要素を発見できないと戦闘は難しく感じると思います。敵の火力自体は外れやすいものの2発くらいで落ちるくらい高火力だったりするので……

戦闘の総評としてはバランスが悪いと言えるでしょう。楽な要素に気がつけば(少なくとも雑魚は)緊張感に欠け、気付かなければ永遠と辛い戦闘が続く……やっていてそんなふうに思いました。

 

まとめ

一言で言おうOrangebloodは雰囲気ゲーです。ストーリーはともかく戦闘がなかなかに残念!だけど街並みとかマップは最高!が感想の大体です。

武器ドロップの仕様とか個性ある4人を扱う戦闘とか類を見ない程ダーティーなストーリーとかキラッと光るものはあれど、RPGでは重要な戦闘バランスの歪さや、全体的にモッサリな挙動、10時間かからずに終わるストーリーが光る部分を覆ってしまっているというゲームというのが僕の感想です。

ただ挙げている通りその独特な雰囲気は他のゲームでは味わえないものとなっていますし、短いストーリーは忙しい人向けと言えばまぁ及第点。

ニュー・コザの雰囲気に呑まれたいあなたはぜひ買ってみてね